
乳児院の生活
毎日の生活
担当養育制とチーム養育

子どもとの愛着関係を築くことを大切に、すべての子どもに担当者がつく担当養育を行っています。日本赤十字社医療センター附属乳児院では、担当保育士、看護師のことを「あーちゃん」と呼んでいます。それは、子どもが最初に発音する音・言いやすい言葉が「あー」だからです。
担当(あーちゃん)は、近くで生活を支える人として日々の生活の中で担当児との関わりを大切にし、情緒の安定を図ることに努めるほか、誕生日に一緒にお出かけをしたり、遠足・買い物・乗り物など社会体験の機会を積極的に作ったりしています。
担当養育制をとりながら、そのお部屋全体で一人一人の子どものことを考え、職員みんなで養育していく「チーム養育」も大切にしています。
食事
栄養士・調理師が、子どもの成長発達に応じた食事を提供しています。
食物アレルギーや障がいがある子どもには、それぞれ子どもに合った食事を考え、楽しく食事ができるように心掛けています。
また、障がいの状態に応じて、看護師・保育士・栄養士が専門医からアドバイスを受け、摂食指導を行っています。
「食育」として、部屋ごとでの簡単な調理体験や、バイキング形式の食事なども行っています。



入浴
入浴は身体を清潔にするだけでなく、全身状態を観察できる良い機会と捉えています。
ユニットAでは、月齢・発達に応じた浴槽を利用しています。
ユニットBでは、一般家庭と同じユニットバスで、子どもが楽しみながら、リラックスして入浴できるよう工夫しています。
睡眠
一人ひとりの発達や健康状態、季節に応じた寝具を使用しています。
規則正しく十分な睡眠が得られるよう温度や照明の調整をし、室内に静かなBGMを流すなど、落ち着いた雰囲気になるよう配慮しています。
また、睡眠中も保育士や看護師による見守りを行い、子どもの安全を確認しています。



遊び
天気の良い日は散歩に出かけ、医療センター敷地内の庭や近隣の公園で遊びます。
乳児院1階のウッドデッキは、多少の雨でも遊ぶことができます。プレイルームの窓を開放しウッドデッキとつなげることで大きな空間が生まれるので、マットや大型ソフトブロック・ボール・コンビカー・三輪車などで思い切り身体を動かして遊んでいます。このほかにも、園庭や2階のベランダ、室内の遊び場などが複数あり、あちらこちらで子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿が見られます。
室内では、楽器・おままごと・お絵描き・絵本・粘土などの遊びを取り入れています。



健康管理
当乳児院には嘱託医である小児科医師がおり、週3回、診察や定期健診、予防接種のために往診をしています。医療的ケアが必要なお子さんに対しては、お子さんの主治医と連携を取りながら訪問診療をしています。
また病院附属の乳児院のため、小児科以外の診療科の受診が必要な場合はすぐに病院受診でき、急変時にも対応できます。
子ども一人ひとりの成長・発達に応じて、日々の食事内容や睡眠状況、排せつの状況を観察し、心理士や管理栄養士とも連携しながら体調管理に努めています。
感染対策は病院の感染管理室のラウンドもあり、手指消毒やPPE(個人防護具)などのスタンダードプリコーション(標準予防策)を徹底しています。

